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「食べるとだるい子ども」――それは胃が疲れているサインかもしれません

 

「食べるとだるい子ども」――それは胃が疲れているサインかもしれません

「食べるとだるい」「なんとなく頭がクラクラする」「胃が気持ち悪い」――
そんな子どもの様子に、心配になったことはありませんか?

熱もなく、寝不足でもないのに元気が出ない。
それは、胃がちょっと疲れているサインかもしれません。


胃のオーバーワークが続くと…

子どもの胃は大人よりずっと敏感です。
ラーメン、カレー、とんかつなど、脂っこい食事が続くと
胃がフル稼働しすぎて、動きが鈍ってしまいます。

すると、

  • 食べるとすぐ疲れる
  • 胃がムカムカする
  • 頭が重い、クラクラする

といった不調が出てきます。

これは、胃の中に“湿(しつ)”という余分なものがたまり、気の流れが滞っている状態です。
東洋医学では、これを「脾胃(ひい)の働きの乱れ」と考えます。


胃を元気にする3つのポイント

  1. 無理に食べさせない
    食べることよりも、まずは“胃を休ませる”ことが大切です。
    白湯だけで半日すごしても構いません。
  2. 温かい・やさしい食事を
    冷たい飲み物や脂の多い料理は避けましょう。
    おかゆ、すりおろしリンゴ、具の少ない味噌汁などが最適です。
  3. お腹を温めて、気をめぐらせる
    みぞおち(中脘)や足の「足三里」をやさしくさすって温めましょう。
    胃の動きが整い、自然と食欲が戻ってきます。

回復食の一例

  • 朝: 白湯+すりおろしリンゴ or おかゆ少し
  • 昼: 柔らかい雑炊+味噌汁の上澄み
  • 夜: しらす粥 or 柔らかいうどん+かぼちゃの煮物少し

温かくて消化のよいものを少しずつ。
“食べる力”は、休ませることで戻ります。


まとめ

子どもの体はとても正直です。
「食べたくない」「だるい」というサインは、
「ちょっと胃を休ませて」という体からのメッセージ。

しっかり休ませてあげることで、
翌日には自然と「お腹すいた!」と笑顔が戻ってきます。

からだの声を聞きながら、やさしく整えていきましょう。

(文責:鍼灸やまだまさき/鍼灸師 山田昌紀)

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